本校では、授業改善プロジェクトチームを中心に、授業改善に取り組んでいます。
今年度の授業改善の取り組みについてご紹介します。
R7 結城一高における授業改善プロジェクト
~多文化共生と学力・学習習慣の底上げを目指して~
1.現状把握
・学習状況調査
アンケートや基礎力テストを用いて、日本語活用力・教科理解度・学習習慣を把握する。
・授業観察・生徒インタビュー
外国人生徒、日本人生徒それぞれが「授業で困っていること・良いと感じること」を把握する。
・教員の困りごと共有
授業での指導のしづらさ、教材や言語支援に関する課題を整理する。
2.授業改善の方向性設定
・言語面でのバリアを下げる
やさしい日本語・多言語補助教材・ICT翻訳の活用
・協働的な学びを重視
ペア学習・グループワークを通じ、日本人生徒と外国人生徒が互いに支え合える仕組みの構築
・評価の多様化(明確な目標の提示)
ペーパーテストだけでなく、発表・ポートフォリオ・プロジェクト学習などを評価に組み込む
・文化的背景を活かした授業
外国人生徒の経験や知識を授業内容に反映し、多様性を資源として活用
・学校連携型キャンパス制導入に伴う、連携授業を充実させるための準備
3.具体的な実施項目(R7授業改善プロジェクトチームでは2~4を取り上げる)
1.教員研修
・日本語指導法、やさしい日本語の活用法、異文化理解研修を実施
2.授業デザインの試行
・モデル授業や公開授業を設定し、協議を重ねながら改善
3.教材開発
・多言語対応プリント、図解や写真を多用した教材作成
4.ICT活用
・翻訳アプリ、字幕付き動画教材、双方向ツール(FigJam,Canva等)で理解を支援
5.生徒サポート体制
・バディ制度(日本人生徒と外国人生徒のペア)、放課後学習支援の場を設置
6.保護者との連携
・多言語による案内、学習参観や懇談会で学校の方針を共有
4.検証と改善サイクル
・小規模な授業改善を試行 → 教員同士で振り返り → 生徒アンケート → 改善
・年度末に「授業改善レポート」をまとめ、次年度につなげる。
【 9月以降の授業改善に向けた動き 】
授業改善プロジェクトチームは、本校において自然と意識が向いてしまう「外国人生徒への特別対応」ではなく、すべての生徒にわかりやすい授業=ユニバーサルデザイン授業を目指す。
その過程で、日本人生徒も「教える・支える」経験を積め、互いの文化理解を深めていく。
授業改善プロジェクト 進行案(9月~12月)
9月 【導入・意識づけ】
①全体会議(教職員)
・9月19日の職員会議にて「授業改善プロジェクト」の目的・計画を共有(現在設定されている
・多文化共生、ユニバーサルデザイン授業の考え方を確認
②アンケート・現状把握
・生徒対象「授業のわかりやすさ・困りごと」調査
・教員対象「授業改善に向けた課題意識」調査
③小グループでの課題分析
・学年や教科ごとに集まり、アンケート結果をもとに改善課題を抽出
10月 【相互授業参観と対話】
① 10月14日(火)~10月28日(火) 相互授業参観
・教員同士が教科内で互いの授業を参観
・観点(例:説明のわかりやすさ、言語支援、協働学習の工夫など)を事前に設定
・参観後は記録シートを共有する。
②中間共有会(10月28日迄に各教科で実施)
・参観で得た気づきや良い実践を持ち寄り、教科で話し合い、全職員で共有
・「真似したい工夫点」「改善が必要な課題」を整理 →國友先生が集約
11月 【改善の試行】
①授業改善の実践
・参観の学びを取り入れて各教員が授業改善に挑戦
②公開授業(11月7日)
・地歴公民科がモデル的に授業を公開
・研究協議実施
③生徒アンケート(短縮版)
・改善後の授業の「わかりやすさ」「学びやすさ」を再度調査
11月19日のミニ研修資料
【振り返りと次年度への展望】
①成果発表会(職員会議内)
・各教科から「改善前と後で変化した点」を報告
・参観・実践・アンケートを通して得られた成果と課題を整理
②次年度に向けた提案まとめ
・「継続すべき工夫」「さらに取り組む課題」をレポート化
・外国人生徒・日本人生徒双方の声も反映
(今年度の授業改善プロジェクトのポイント)
・10月参観 → 11月改善 → 12月振り返り の流れで、教員全体の成長を実感できる構成にした。
・生徒の声を9月と11月に入れることで、改善効果を確認できるようにした。
・成果を12月にまとめることで、年度末~次年度の改善計画にスムーズにつなげることができた。
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