お知らせ

私自身が学校を卒業する頃に、先生方から頂いた言葉がありました。

一つは「踏まれて育つ雑草の心をもつ」、もう一つは「人の身になって考える」です。

 

この二つの言葉を常に心にもちながら、これまで生活してきました。

 

「踏まれて育つ雑草の心をもつ」ですが、雑草は踏まれても踏まれても逞しく育ちます。

人に当てはめてみると、この「踏まれても踏まれても」は、「苦しくても苦しくても」や「叱られても叱られても」などに置きかえられます。

つまり、「勉強や仕事などが苦しくても苦しくても、何とか成し遂げ逞しく成長していってほしい」などのような意味に取れると思います。

 

続いて「人の身になって考える」です。

友人と会話をする時は、相手の心を傷つけないように、あるいは不快を与えないように言葉かけをする。また、後輩に何か仕事や用事を頼む時など、後輩が快く引き受けてくれるよう仕事や用事の意義や流れをわかりやすく説明する。

このような言動が大事であると感じとれると思います。

 

言葉を発する際、「自分だったら、この言葉を投げかけられると嫌な気持ちになる、この仕事はやりがいを感じず、やらされ感がある」などのようなことが、頭の片隅にあるだけでも、相手が不快な気持ちにならずに済む行動が取れるかもしれませんね。

 

誰にでもたくさんの失敗の経験があります。

その失敗にくじけず、何事にも一所懸命に、前向きに、粘り強く取り組んでいくことが大切です。

そして周囲の方は、失敗してしまった方に対し、その人の身になって、言葉かけをしたり応援したりすることが大切です。

 

失敗があった時こそ、

初心にかえり、その失敗を振り返り、次のことに活かすよう、自分自身だけではなく、周囲の方とともに考えることが、

そして、周囲の方は、広く深い心をもって接してあげることが、とても必要なことと思います。

 

令和4年12月23日(金) 校長 堤祐二

けやきの葉も落ち、木々たちも冬支度の準備をしております。