深い学びが活かされるとき(後編)

続いて、1・2年生の皆さん。
3年生は、これまでの学習の成果をいよいよ発揮する時期となりました。
2年生は3年生を、1年生は2年生を超える努力を今後も積み重ねて行くことが大切です。これが伝統を受け継いでいく皆さんの役割ではないかと、私的には感じております。

そこで、受験について触れてみます。
受験と聞きますと、大学や短大、看護専門学校の入試と感じ取る皆さんが多いかと思います。
しかし、警察官や消防士、国や県・市の行政機関の採用試験も、一つの受験です。もちろん民間会社の就職試験も受験です。

 1・2年生の皆さん。
先輩方が受験し勝ち取った企業の内定や大学合格実績など、進路の手引き等でご覧なってください。素晴らしい成果です。この成果に、先ほど触れた「2年生は3年生を、1年生は2年生を超える努力を今後も積み重ねて行くことが大切です」を組み合わせます。
その上で、大学や看護専門学校であっても、警察官や消防士など公務員であっても、目標が定まれば、その目標を勝ち取るための受験勉強を始めなければなりません。その時期は早ければ早いほど良いかも知れませんが、2年生の秋からはしっかりと受験対策をし、勉強を始めることが必要です。本校には図書室もあれば学習室もあります。まずはそこに通い、受験対策に向け考え、学び始めてください。その姿を見て、先生方は、必ず皆さんを、引っ張って行くではなく、後押しをしてくれます。この後押しが「主体的な学び」です。

結びになりますが、受験対策・受験勉強の素地は、主体的に取り組む日頃の学習活動や学校行事、総合的な探究の時間での教科横断的な学びなどです。そのことを決して忘れず、先生方を信じ、しっかりと取り組んでください。

 

令和5年9月22日(金) 校長 堤祐二

生徒が図書館で学んでいる様子です。