深い学びが活かされるとき(前編)

3年生の中で就職を希望する皆さんは、今月16日より、いよいよ就職試験の開始です。進学を希望する生徒の皆さんも、10月・11月頃より、公募制の入試などが始まります。

就職試験にしても公募制の入学試験にしても、多くは面接があります。

そこで、学習活動について問われたとき、

・英語の難しい問題を訳せた時に達成感がありました。

・友人たちと、共に考え・調べ・発表がしっかりと行えたことが印象的でした。

・毎日毎日、検定試験合格のため、先生方に教えて頂き、また友人たちと切磋琢磨しながら頑張りました。

などのような回答をする方が多いかも知れません。

こうした回答も大変素晴らしいですが、そこに工夫を凝らすと、より面接官の心を引くことになります。

例えば、最初の「英語の難しい問題を訳せた時に達成感がありました。」に次のことを加えてみます。「しかしこれだけではありません。この難しい英語の問題は世界の海洋汚染についてでした。そこで、原因は何か。私たちができることは何か。この点について社会科や家庭科、理科の先生などから指導を頂き、難しい英語の問題を共に解いた友人たちと、この点について調べ上げ、発表・報告しました。」

このように回答できたらどうでしょうか。

おそらく、面接官の心を引くことができるのではないでしょうか。

「今からでは時間が無いから難しいな」と感じる3年生の皆さんはいるでしょう。しかしながら、総合的な学習・探究に時間で取り組んだことを整理してみてください。こうした深い学びを必ず実践していると思います。

この続きは後編で紹介します。

 

令和5年9月15日(金) 校長 堤祐二

 

面接練習を廊下で待っている生徒です。
希望の進路先受験に向け頑張っています。