「外部の先生方をお招きしての講話」

学校では、性教育や金融教育などの講話を外部の先生をお招きして開催しております。

「性教育は保健体育科や保健室の先生、金融教育は公民科や家庭科の先生でもよいのではないか」、あるいは、「日頃の授業の中で学習しているから、あらためて集会で行わなくてもよいのではないか」と感じる生徒の皆さんもいらっしゃるでしょう。

もちろん、学校の先生方でも十分に皆さんにお話しすることはできますし、それぞれの授業の中でもしっかりと取り組んでいます。
しかしながら、テーマに沿った喫緊の課題を踏まえた事例とその対応となりますと、やはり専門性の高い先生方をお招きして講話を頂いた方が、皆さんの生活により活かされるのではないでしょうか。

今、高校生はもとより私たちを取り巻く社会では、凶暴かつ悪質な犯罪が身近に詰め寄っています。
こうしたことから、「私たちの身を守る」「家庭の安心を守る」「親しい友人の生活を守る」ことなどはとても大事なことです。
知らずに、被害者になること加害者となることは、家庭はもとより学校としても残念なことです。

皆さんに望むことは、学校を卒業して社会人となった際でも「外部の先生方をお招きしての講話」「ホームルームでの担任の話」「学年集会での学年主任の話」「儀式的行事の中での生徒指導主事の訓話」を心に留め置きつつ、「犯罪に巻き込まれない」「罪を犯さない」などとても大切なことを常に心の中で宿すことです。

3学期始業式の様子です

 

令和6年1月9日(火)校長 堤祐二

生徒の輝き(令和5年度実績)

 令和5年度の本校の情報発信リーフレット第3弾「元気・前向き・結城一!夢をつむぎ未来を織りなす結城一高 生徒の輝き(令和5年12月13日現在実績)」が完成いたしました。

 

ぜひ、ご覧ください。

 

生徒の輝き(令和5年12月13日現在実績).pdf(別ウィンドウで開きます。)

 

本校の保護者の皆さまと生徒の皆さんには、学年ごとに順次お配りいたします。

近隣の中学3年生の皆さんには、それぞれの中学校の先生方を介してお配りいたします。

 

 

令和5年12月13日(水) 教頭 柴山佳美

生徒会長の抱負

令和5年度後期の生徒会役員が決まりました。

そこで、生徒会長からみた結城一高のよい点やこれから取り組んでいきたいことなどについて尋ねたところ、生徒会長は次のように語ってくれました。

結城一高のよい点は、明るく元気な生徒が多く、先生方が何事にも親身になって考えてくれることです。

授業中はもちろん、学校生活の中で一人一人が周りにいる人たちに迷惑をかけない行動ができるように啓発していき、迷惑をかけないことで有意義な学校生活につながります。

そして、人との関わりが苦手な友人へのサポートをしていき、困っている人には手助けをし、校訓「自彊不息」の中で学ぶ結城一高生として、生徒のみなさんや先生方と協力し合いながらことにあたりたいです。

この結城一高でこれから取り組んでいくために必要なことは、生徒会役員が「生徒一人一人から心より信頼される」ことがまず求められます。そのために自ら律し、生徒や先生方から信頼される、模範となる行動をしていくことが必要で、その第一歩として、朝のあいさつ運動はもちろん、日常からの「こんにちは」「さようなら」などの声かけ運動も学校のみならず公共の場でも実施していきたいと考えています。

 

生徒会長の学校を愛する心がとても伝わりました。

 令和5年12月1日(金) 校長 堤祐二

深い学びが活かされるとき(後編)

続いて、1・2年生の皆さん。
3年生は、これまでの学習の成果をいよいよ発揮する時期となりました。
2年生は3年生を、1年生は2年生を超える努力を今後も積み重ねて行くことが大切です。これが伝統を受け継いでいく皆さんの役割ではないかと、私的には感じております。

そこで、受験について触れてみます。
受験と聞きますと、大学や短大、看護専門学校の入試と感じ取る皆さんが多いかと思います。
しかし、警察官や消防士、国や県・市の行政機関の採用試験も、一つの受験です。もちろん民間会社の就職試験も受験です。

 1・2年生の皆さん。
先輩方が受験し勝ち取った企業の内定や大学合格実績など、進路の手引き等でご覧なってください。素晴らしい成果です。この成果に、先ほど触れた「2年生は3年生を、1年生は2年生を超える努力を今後も積み重ねて行くことが大切です」を組み合わせます。
その上で、大学や看護専門学校であっても、警察官や消防士など公務員であっても、目標が定まれば、その目標を勝ち取るための受験勉強を始めなければなりません。その時期は早ければ早いほど良いかも知れませんが、2年生の秋からはしっかりと受験対策をし、勉強を始めることが必要です。本校には図書室もあれば学習室もあります。まずはそこに通い、受験対策に向け考え、学び始めてください。その姿を見て、先生方は、必ず皆さんを、引っ張って行くではなく、後押しをしてくれます。この後押しが「主体的な学び」です。

結びになりますが、受験対策・受験勉強の素地は、主体的に取り組む日頃の学習活動や学校行事、総合的な探究の時間での教科横断的な学びなどです。そのことを決して忘れず、先生方を信じ、しっかりと取り組んでください。

 

令和5年9月22日(金) 校長 堤祐二

生徒が図書館で学んでいる様子です。 

秋!結城イチ『魅力』発見

令和5年度の本校の情報発信リーフレット第2弾 " 元気・前向き・結城一!夢をつむぎ未来を織りなす結城一高「来て 見て 体感して 秋!結城イチ『魅力』発見」" が完成いたしました。

 

ぜひ、ご覧ください。

 

秋!結城イチ『魅力』発見(令和5年10月2日)」.pdf(別ウィンドウで開きます。)

 

本校の保護者の皆さまと生徒の皆さんには、ホームルームを通じてお配りいたしました。

近隣の中学3年生の皆さんには、それぞれの中学校の先生方を介してお配りいたします。

 

令和5年10月2日(月) 教頭 柴山佳美

深い学びが活かされるとき(前編)

3年生の中で就職を希望する皆さんは、今月16日より、いよいよ就職試験の開始です。進学を希望する生徒の皆さんも、10月・11月頃より、公募制の入試などが始まります。

就職試験にしても公募制の入学試験にしても、多くは面接があります。

そこで、学習活動について問われたとき、

・英語の難しい問題を訳せた時に達成感がありました。

・友人たちと、共に考え・調べ・発表がしっかりと行えたことが印象的でした。

・毎日毎日、検定試験合格のため、先生方に教えて頂き、また友人たちと切磋琢磨しながら頑張りました。

などのような回答をする方が多いかも知れません。

こうした回答も大変素晴らしいですが、そこに工夫を凝らすと、より面接官の心を引くことになります。

例えば、最初の「英語の難しい問題を訳せた時に達成感がありました。」に次のことを加えてみます。「しかしこれだけではありません。この難しい英語の問題は世界の海洋汚染についてでした。そこで、原因は何か。私たちができることは何か。この点について社会科や家庭科、理科の先生などから指導を頂き、難しい英語の問題を共に解いた友人たちと、この点について調べ上げ、発表・報告しました。」

このように回答できたらどうでしょうか。

おそらく、面接官の心を引くことができるのではないでしょうか。

「今からでは時間が無いから難しいな」と感じる3年生の皆さんはいるでしょう。しかしながら、総合的な学習・探究に時間で取り組んだことを整理してみてください。こうした深い学びを必ず実践していると思います。

この続きは後編で紹介します。

 

令和5年9月15日(金) 校長 堤祐二

 

面接練習を廊下で待っている生徒です。
希望の進路先受験に向け頑張っています。

「深い学び」

アクティブ・ラーニングという言葉を耳にしたことがあるかと思います。

文部科学省や県教育委員会などでは、これを「主体的・対話的な深い学び」と読んでいます。

では、この「主体的・対話的な深い学び」のねらいは何でしょうか。

それは、自ら課題を見付け、自ら学び、自ら考え、判断して行動できる力を身に付けることです。

そのために、先生方は皆さんの声を聞き入れながら日々授業改善に努めています。

具体的には、「何を学ぶか」だけでなく「どのようにして学ぶか」も重視しながら、

・一つ一つの知識がつながり「わかった」「面白い」と思える授業に

・周りの人たちと共に考え、学び、新しい発見や豊かな発想が生まれる授業に

・自分の学びを振り返り、次の学びや生活に活かす力を育む授業に

・そして、見通しをもって、粘り強く取り組む力が身に付く授業になるよう、授業改善、授業研究などに先生方は取り組んでおります。

 

こうした学びをより深めるため、「総合的な探究の時間」などで、皆さんは、例えば、キャリア教育を通して、自分自身の生き方や将来の職業の研究について取り組んでいるかと思います。

ここで皆さんに期待することがあります。

それは、深い学びの導入の段階であるならば、与えられた進路的な情報で将来を考えることはよいでしょう。しかし、いつまでも与えられた情報や課題を考えるのでよいのでしょうか。皆さんは、もう分かったかと思います。自ら課題を見付け、自ら学び、自ら考え、その上で自分の将来について研究することです。

つまり、皆さんの将来についての答えは、先生方が教えてくれるのではなく、自分自身で答えを導いていくものです。だから答えはないのです。

 

あるいは、「総合的な探究の時間」において、次のような取組や考え方もあります。

 

歴史の授業で「日光街道」の調べ学習に取り組んでいたとします。

最初は、歴史的な背景を調べていたが、道の構造について課題を感じ始めた。

江戸時代の道、明治時代の道、大正時代の道、昭和・平成・令和の時代の道は構造上どうなっているのだろうかと研究をはじめたら、数学や物理などの知識が必要となった。結果的に、道についての研究が歴史や数学、物理の分野まで学習することになった。これが、教科横断的な取組です。

 

話しは、本校でのキャリア教育に戻りますが、自分の将来の職業について考えるとき、夢なのか現実なのかも研究していくことが求められるでしょう。心と頭の中で、夢なのか現実なのかを受け入れるときがきた時、夢を追い求めつつ現実を受け止め、その中で思い描く幸せを実現していくことも、とても大切なことです。

 

最後になりますが、深い学びによる探究活動は、皆さん一人一人の主体的な判断のもとに行動し、自立した人間として、他者と共によりよく生きていくための一つの取組、活動です。このことを理解し、今後も先生方を信じ、しっかりと勉強やスポーツ、文化活動などに取り組んでください。

 

これまでのものと、一部重複した内容の掲載があります。

 

令和5年8月8日(火)校長 堤祐二

 

 写真は本校で行っているサマースクール(外国人生徒等向け日本語指導)の様子です。

性教育講話

7月18日(火)に性教育講話を実施しました。

そこで、生徒代表謝辞をご紹介します。

 

本日の講演を通して命の大切さについて改めて考えることができました。

保健の授業で妊娠・出産について学んできましたが、正直あまり実感がありませんでした。

しかし、先生の話をお伺いし、自分たちの将来や人生について深く考えさせられました。

特に大切だと感じたことは子供を産み、育てることの責任の重さについてです。

これからは自分自身、周囲の人を大切にしていけるように成長していきたいと強く思いました。

 

令和5年7月18日(火)教頭 柴山佳美

 

 

茨城県商業高等学校英語スピーチコンテストで最優秀賞を獲得、全国大会出場へ

 2年の竹田龍さんが、6月25日に開催されたスピーチコンテストレシテーション部門で最優秀賞を獲得し、9月17日の全国大会出場(東京都)することになりました。

 

生徒の努力はもとより、先生との日々の練習が実った結果です。

 

竹田さんは「練習中、オーディエンスに伝わりやすくするために話す速さを工夫した」と語っていました。そして、「次の全国大会ではもっと気持ちを伝えられるように努力したい」と決意を新たにしました。その言葉の中には、「結城一高のブランドに恥じないよう努力することが、クラスメイトや先生方への感謝の気持ちにつながる」とも話していました。

 

顧問として竹田さんを指導した川島先生、磯良先生は、「教える中で、何につまずき、どのような言葉かけを求めているかがわかってきた」、「生徒から指導の大切さを学んだ」、「何より、生徒との信頼関係が最も大切であることが、あらためて体感できた」と話していました。

 

全国大会での活躍をお祈りしております。

 

令和5年7月3日(月) 教頭 柴山 佳美

 

保健通信のご紹介

ホームページ内に掲載している「保健通信」ページについてご紹介します。

保健厚生委員会では、保健室前の廊下に健康にまつわる情報の掲示を行っております。生徒と先生が工夫を凝らして定期的に掲示物を作成しています。

今回は「歯の健康週間」ということで、歯に関する掲示物を作成しました。

 

掲示物に関するインタビューなども掲載しておりますので、ぜひご覧ください。

(下記のボタンをクリックすると保健通信のページに移行します。)

  保健通信

 

令和5年6月30日(金)校長 堤祐二 

夏!結城イチ「夢」発見

令和5年度の本校の情報発信リーフレット第1弾 " 元気・前向き・結城一!夢をつむぎ未来を織りなす結城一高「来て 見て 体験して 夏!結城イチ『夢』発見」"  が完成いたしました。

 

ぜひ、ご覧ください。

 

夏!結城イチ『夢』発見.pdf(別ウィンドウで開きます。)

 

本校の保護者の皆さまと生徒の皆さんには、ホームルームを通じてお配りいたしました。

近隣の中学3年生の皆さんには、それぞれの中学校の先生方を介してお配りいたします。

 

令和5年6月14日(水) 教頭 柴山佳美

<春の花たちをご紹介します>

新入生を迎え、対面式や生徒総会、部活動壮行会などの生徒会行事が行われました。

その様子を、本校の春の花たち、ハナミズキ、ツツジ、タンポポ、キャラボク、サツキ、ハクウンボク、ミツバチ、クスノキ、ケヤキたちが伝統とともに優しく見守っておりました。

 

    

  

令和5年5月8日(月)校長 堤祐二

「生徒会長の約束」

生徒会長に立候補したときの立ち会い演説会の内容をご紹介します。

 

みなさん、こんにちは。

この度、私は生徒会長に立候補しました。

 

私はこれまでも生徒会役員をつとめてきました。その中で、いくつかの気づきがあり、結城一高をよりよい学校にしたいと思ったことがきっかけで、今回会長に立候補しました。

 

まず、校則についてです。私たちの学校生活の規範となる校則について、近年さまざまなところで見直しの動きが見られます。ルールを守ることはもちろん大切ですが、そのルールの意味を理解しなければ意味がありません。なぜ必要なのか、どうして守るのかを皆さんや先生方と考え、少しずつ見直しができたらと思います。

 

また、結城一高と地域社会のつながりを強めていきたいと思っています。私は夏休みを通して、地域包括センターを訪問し福祉のことや住みよい町について考える機会をもちました。結城市の地形調査にも参加し、私たちの町のよさをさまざまな角度から見つめました。

 

その経験から、こうした活動をもっと広め、地域のみなさんに結城一高についてよく知ってもらい、いっしょに住みよい町のあり方を考えていけたらすてきだなと思いました。あいさつ運動やボランティアをもっと活性化させ、いろいろな人に広く参加してもらい、地域との連携を強めていきたいです。

 

これらの実現には、みなさんの協力が必要です。学校生活を今よりさらに楽しく充実したものとするためにも、みなさんの意見を聞きながらいっしょに取り組んでいきたいと思っています。よりよい結城一高をみんなの力でつくりませんか?

 

思いを語ってくれた生徒会長

 

 

本校には桜の木が40本以上あります。

満開の桜をご紹介します。

 

 

校門

 

  

駐輪場

 

  

格技場

 

グラウンド下

 

       

テニスコート

 

野球部の生徒

 

 

グラウンド脇

 

 

弓道場

 

令和5年4月6日(木) 校長 堤祐二

 

「見通しをもって粘り強く」

実社会で生活するには、様々な場面に対応するための知識や技能が必要です。

しかし、知識や技能をだけでは、予測が難しい時代に柔軟に対応していくことは困難です。

そのため、知識や技能を確実に習得する過程で、思考力や判断力、表現力などもしっかりと育むことが大切です。

さらに、豊かな人間性や学びに向かう気持ちを培うことで、学んだことをその後の人生や地域社会で生かそうとする心構えが養われます。

 

学びに向かう気持ちをもち続けるには、勉強が面白い、楽しいなど、生徒一人一人が授業の中で学びの達成感を得ることが大切です。

 

こうした授業を通じて、生徒の皆さんには見通しをもって粘り強く取り組む力が身に付いていきます。この力こそ、学んだことをその後の人生や地域社会で生かそうとするために求められる力です。

 

本校では、週時程内に学年ごとの会議を位置付けし生徒一人一人の実態把握に努めております。その上で、計画的に実施する各教科会で授業の改善や工夫、学習評価の充実について検討しております。

 

分かる授業、面白い授業、共に考え・学び合うことで新しい発見や豊かな発想が生まれる授業、振り返りにより次の学びに生かす授業等の実践を通じて、生徒一人一人が見通しをもって粘り強く取り組む力をしっかりと身に付けてほしいと願っています。

 

令和3年8月3日の「3つの力をバランスよく育むこと」でも一部重複する内容を掲載しております。

 

令和5年1月10日(火) 校長 堤祐二

  

令和4年12月11日(日)から3泊4日で沖縄修学旅行に行きました。

平和学習や文化体験、マリン体験など多くの活動に取り組みました。

日頃の教科学習に結びついたと思います。

 

ハイビスカスの花が、生徒たちを歓迎しております。

 

砂浜で語り合っている生徒たちを教師が見守っております。

 

 

「踏まれて育つ雑草の心をもつ」と「人の身になって考える」

私自身が学校を卒業する頃に、先生方から頂いた言葉がありました。

一つは「踏まれて育つ雑草の心をもつ」、もう一つは「人の身になって考える」です。

 

この二つの言葉を常に心にもちながら、これまで生活してきました。

 

「踏まれて育つ雑草の心をもつ」ですが、雑草は踏まれても踏まれても逞しく育ちます。

人に当てはめてみると、この「踏まれても踏まれても」は、「苦しくても苦しくても」や「叱られても叱られても」などに置きかえられます。

つまり、「勉強や仕事などが苦しくても苦しくても、何とか成し遂げ逞しく成長していってほしい」などのような意味に取れると思います。

 

続いて「人の身になって考える」です。

友人と会話をする時は、相手の心を傷つけないように、あるいは不快を与えないように言葉かけをする。また、後輩に何か仕事や用事を頼む時など、後輩が快く引き受けてくれるよう仕事や用事の意義や流れをわかりやすく説明する。

このような言動が大事であると感じとれると思います。

 

言葉を発する際、「自分だったら、この言葉を投げかけられると嫌な気持ちになる、この仕事はやりがいを感じず、やらされ感がある」などのようなことが、頭の片隅にあるだけでも、相手が不快な気持ちにならずに済む行動が取れるかもしれませんね。

 

誰にでもたくさんの失敗の経験があります。

その失敗にくじけず、何事にも一所懸命に、前向きに、粘り強く取り組んでいくことが大切です。

そして周囲の方は、失敗してしまった方に対し、その人の身になって、言葉かけをしたり応援したりすることが大切です。

 

失敗があった時こそ、

初心にかえり、その失敗を振り返り、次のことに活かすよう、自分自身だけではなく、周囲の方とともに考えることが、

そして、周囲の方は、広く深い心をもって接してあげることが、とても必要なことと思います。

 

令和4年12月23日(金) 校長 堤祐二

けやきの葉も落ち、木々たちも冬支度の準備をしております。

 

生徒の輝き(令和4年度実績)

令和4年度の本校の情報発信リーフレット第3弾「元気・前向き・結城一!夢をつむぎ未来を織りなす結城一高 生徒の輝き(令和4年度12月15日現在実績)」が完成いたしました。

 

ぜひ、ご覧ください。

 学校紹介リーフレット「生徒の輝き(令和4年12月15日現在)」.pdf

 

本校の保護者の皆さまと生徒の皆さんには、近日中にお配りいたします。

近隣の中学3年生の皆さんには、それぞれの中学校の先生方を介してお配りいたします。

 

 

令和4年12月20日(火) 教頭 柴山佳美

「2つの探究活動」

令和4年度より、

特色ある2つの探究活動「自分を知る・他者を知る・将来を考えるプロジェクト」と「歴史を学ぶ・伝統を学ぶ・地域を考えるプロジェクト」が始まりました。

 

令和4年7月4日に掲載した「地域の文化・産業を取り入れた体験的な探究活動」と一部重複しますが、ここでは探究活動の全体的なねらいを紹介します。

 

2つの探究活動は、

 

<自分を知る・他者を知る・将来を考えるプロジェクト>

プロジェクトアドベンチャーや進路講話、就職ガイダンス、卒業生講話、模擬面接などを通じて、自分自身や他者に対する理解を育むとともに、社会や進路先が求めているものを探究活動の中で体得していくことをねらいとしております。

 

<歴史を学ぶ・伝統を学ぶ・地域を考えるプロジェクト>

つむぎ教室や歴史探究、地域探訪、外国語活動などを通じて、地域が求めているものを探究活動の中で発見し、それをまとめ、発表することで、主体的・対話的な深い学びを体得していくことをねらいとしております。

※つむぎ教室:伝統工芸士(本場結城紬織り)を招いての紬織り体験等(平成元年度開校)

※歴史探究:市内のアドバイザーによる地域の歴史的遺産の見学等

※地域探訪:結城紬の着物を着ての文化体験、現地踏査による特徴的な地形の実践研究等

※外国語活動:自国の文化や歴史、風習などを研究し英語などでの発表等

 

「自分を知る・他者を知る・将来を考えるプロジェクト」は、これまで本校が培ってきた伝統的な活動です。

この活動に加え、地域の文化や産業を研究し、その上で社会が求めている現状を探究する「歴史を学ぶ・伝統を学ぶ・地域を考えるプロジェクト」を新たに開設しました。

 

今後、主体的・対話的で深い学びを実現するため、2つのプロジェクトを教育活動全体の中で計画的に取り組んでまいります。

 

令和4年12月16日(金) 校長 堤祐二

     
歴史探究   地域探訪   外国語活動
「きめ細かな指導体制」

「きめ細かな指導体制」という言葉を聞くことがあるかと思います。

 

県内の高校では、それぞれの高校が工夫を凝らし、その学校の実態にあわせながら授業を展開しております。それを総称して「きめ細かな指導体制」などと言われております。

 

それでは、本校1年生の「きめ細かな指導体制」を紹介しましょう。

 

はじめに、単位について説明します。

音楽Ⅰ(2単位)を例にしますと、1週間に2時間の音楽Ⅰの授業を展開するということです。

 

このことを踏まえながら、まず、国語の展開を紹介します。

国語では、「現代の国語(2単位)」、「言語文化(2単位)」計4単位分の科目を開設しております。展開方法は1クラスを3人の先生で指導しております。校内では、この指導体制をティーム・ティーチングあるいはTTと表現しております。

 

次に、社会です。高校では、社会を地理歴史と公民に分け取り組んでいます。

その公民では、「公共(2単位)」の科目で、1クラスを2人の先生で指導しております。国語と同様にティーム・ティーチングです。

 

続いて、数学です。

数学では、「数学Ⅰ(4単位)」の科目で、1クラスを2つに分け、それぞれのクラスで先生1人が指導しております。校内では、この指導体制を習熟度別学習と表現しております。

 

そして、英語です。

英語では、「英語コミュニケーションⅠ(3単位)」、「論理表現Ⅰ(2単位)」計5単位分の科目を開設しております。英語コミュニケーション英語Ⅰは1クラスを3人の先生で、論理表現Ⅰは1クラスを2人の先生で指導しております。国語や公民と同様にティーム・ティーチングです。

 

最後に、体育です。

体育(3単位)では、1単位分を1クラス2人の先生で指導しております。英語などと同様にティーム・ティーチングです。

 

本校では、1週間の授業の数(コマ)は30コマ(1日当たり6時間で5日間)です。

その30コマのうちの「きめ細かな指導体制」は、4+2+4+5+1=16コマです。1年生の授業の半分以上が「きめ細かな指導」となります。

 

詳しくは、令和4年度の学校パンフレット1ページをご覧ください。

 

参考ですが、ご紹介した科目のほかはLHRや総合的な探究の時間、芸術、保健、情報Ⅰとなります。LHRや総合的な探究の時間を除くと、1クラスを1人の先生で指導する科目は、保健(1単位)、情報Ⅰ(2単位)です。

 

結城一高では、今後も、日本人の生徒や外国人の生徒に対しまして「きめ細かな指導体制」を構築して参ります。

 

令和4年11月18日(金) 校長 堤祐二

 

現在の正門ができるまでは、こちらの門柱が正門でした。

白御影石の立派な門柱で、生徒の皆さんを見守っております。

「茨城県立結城第一高等学校創立125周年記念式典〔式辞〕」

 秋が深まり、木々が紅葉する時季を迎え、爽やかな秋の日差しを感じる今日の良き日に、茨城県議会議員 臼井平八郎 様、結城市長 小林栄 様、結城市議会議長 早瀬悦弘 様、筑西市長 須藤茂 様をはじめ多くのご来賓の皆さまにご臨席を賜り、茨城県立結城第一高等学校創立125周年記念式典をかくも盛大に、かつ厳粛に挙行できますこと、本校にとりましてこの上ない喜びであり、感謝に堪えないところであります。

 また、ご臨席はかないませんでしたが、交流を深めておりますタイ王国のメーサイ プラシットサート学校から、お祝いのビデオメッセージを頂いておりますことに、併せて心より御礼を申し上げます。

 さて、本校は、明治30年(西暦1897年)4月19日結城町立結城蚕業学校として開校いたしました。これまで、全日制の農業科や商業科、定時制の普通科や農業科、商業科が設置されるなど、いくたびかの学校の改編があり、現在は、全日制普通科3学級を募集する県立高校として、地域に根付いた教育活動を展開しております。

 明治、大正、昭和、平成、令和の5つの時代を、常に地域の皆さまに寄り添って頂きながら歩み続けた教育活動が、120年を超える「けやきの木」の年輪に記され、そして実を結んでいることと思いますと、私たち教職員も大変嬉しく感じております。生徒たちも、自ら努め励み、全力をつくし怠らないことの意味をもつ校訓「自彊不息」のもと、多くの先輩方に囲まれながら、じっくりと考え、学び、部活動に励むなどして、自分の将来に向かって、未来の活躍を願って、有意義な高校生活を送っております。

 こうした中、創立125周年を迎える令和4年に、外国人生徒を支援する学校として、県教育委員会から指定を受けました。

 これは、歴史と伝統が培った教育活動を素地とし作り上げた、今では本校の特色でもある「教え合い、学び合い」の活動、具体的に申しますと、外国人の生徒が得意な英語などを日本人の生徒に教え、日本人の生徒は日本の言葉や生活習慣を外国人の生徒に教えるなど、互いに得意な面を教え合い、不得意な面を学び合う、こうした取組が評価されたことによる「県からの指定」と考えているところです。

 現在は、校内に設置いたしました「外国人生徒支援委員会」などが中心となり、県と学校が、学校と連携機関が、外国人の生徒のみならず日本人の生徒の学習環境を整え、基礎・基本の確実な定着を図ることはもとより、思考力、判断力、表現力を育むとともに、個性を生かし多様性を尊重するなどした教育活動の充実に努めております。

 ここで、あらためまして、創立125周年記念事業の一つをご紹介いたします。

 それは、先ほどご挨拶を頂きました孝井同窓会長の力強いリーダーシップと、御臨席も頂いております同窓会役員の皆さまの温かいお心により実現した、タブレット端末を無償で生徒たちに貸し出しをする事業です。令和3年から5年の3年間で整備頂く事業です。

 現状といたしましては、総合的な探究の時間や各教科活動の中でタブレット端末を活用し、基礎学力を身に付けたり、発展的な力を養ったりするなどした、生徒一人一人の学習進度に応じた質の高い学びを実践しはじめたところです。

 予測困難な時代の中で、生徒たちがたくましく生きていくためには、自ら課題を見付け、自ら学び、自ら考え、判断して行動する力を身に付けることが必要です。加えまして、令和4年4月より、成年年齢が20歳から18歳に引き下げられましたことに伴い、主権者教育、消費者教育、金融教育などを教育活動全体の中で一層取り組み、必要とするものの見方や考え方などをしっかりと身に付けていくことも大切です。

 こうした時代に適切に対応するためには、新しい教育機器を整備し、質の高い学びの実践が必要と感じ取られた同窓会の皆さま、PTAの皆さまのお考えが、この事業に結びつきました。この場をお借りしまして感謝を申し上げます。ありがとうございました。

 結びになりますが、結城一高の卒業生の総数は1万7千人を超えております。その中の多くの方が地域の産業界等でご活躍をされております。

 本校の長い歴史と伝統を意識しながら、外国人の方々も多く在住しております地域の実状を踏まえ、日本人と外国人の生徒が、郷土を愛し、将来にわたって共に協力し合い、地域の文化や産業の振興等に寄与できるよう、今後も皆さまのご支援ご協力を頂きながら、時代に合った生徒第一の教育活動に取り組んで参りますことをお誓いいたします。

 結城一高の同窓会の皆さま、PTAの皆さま、地域の皆さま、そして在校生一人一人のご健勝とご多幸をお祈りし式辞といたします。

         令和4年10月26日   茨城県立結城第一高等学校長 堤祐二

 式典の様子です。

  

「タブレットを皆さんにプラス」

令和4年度の本校の情報発信リーフレット第2弾「元気・前向き・結城一!夢をつむぎ未来を織りなす結城一高 タブレットを皆さんにプラス」が完成いたしました。ぜひ、ご覧ください。

タブレットを皆さんにリーフレット.pdf

本校の保護者の皆さまと生徒の皆さんには、近日中にお配りいたします。

近隣の中学3年生の皆さんには、それぞれの中学校の先生方を介してお配りいたします。

 

令和4年9月28日(水) 教頭 柴山佳美

「創立125周年記念式典を挙行します」

本校は明治30(1897)年4月に開校し、今年で125年を迎えました。

県内4番目の伝統校です。

 

これに伴い、令和4年10月26日(水)午後1時30分より記念式典を本校体育館アリーナで挙行いたします。

これまで、同窓会の役員の皆さまを中心に4回の実行委員会を開催し、滞りなく準備を進めてまいりました。

 

地域の皆さまには、式典をご覧いただきたいと感じておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、同窓会役員並びPTA役員の皆さま、在校生等を中心とした式典となりますことをお知らせいたします。

 

本校といたしましても、式典をご覧いただきたい思いもございますことから、式典を撮影し、その様子をホームページ上に掲載できるよう工夫をしてまいります。

 

令和4年9月26日(月) 校長 堤祐二

 

式典を挙行します体育館アリーナです。

とても立派な建物です。

お知らせ

結城一と鬼怒商の統合は、決定していません。

5月16日(月)、一部の新聞で2校の統合という記事が掲載されましたが、そのようなことは、決定していません。(茨城県教育委員会に確認)

世の中は「こそ」の二の字の置きところ、治まるも「こそ」、乱るるも「こそ」

20年近く前にご住職からお説教を頂きました。

 

まず、お説教とは「教えを説く」と書き、その意味としては、教え導くために言い聞かせることなどです。

 

「先生に説教された」のような言葉を耳にしますが、この場合は、「口うるさく怒られた」のような意味に取れてしまします。

「先生からお説教を頂いた」と言い直すと、「先生から教えを頂戴した」「反省しなければならないことを教えて頂いた」など、説教の本来の意味に近づいていきます。

皆さんも、保護者からあるいは先生方からのお話しを聞く際、「お説教」と捉えながら聞くことで、心のゆとりも豊かさなども感じることができると思います。

 

さて、「こそ」についてです。クラスマッチの例を交えながらお話しします。

 

(生徒)

例1: 私たち生徒一人一人の頑張りがあったからこそ、先生はクラスマッチ優勝担任になれた。

例2: 日頃より、先生がチームワークの大切さの指導をしてくださったからこそ、私たちはクラスマッチで優勝ができた。

(先生)

例3: 日頃より、私(先生)がチームワークの大切さの指導をしていたからこそ、私のクラスはクラスマッチで優勝ができた。

例4: 生徒一人一人の頑張りがあったからこそ、私(先生)はクラスマッチ優勝担任になれた。

 

生徒の皆さん、例の1から4までを読んでいかがでしたか。

 

もう、お分かりかと思います。

例の2や4の考えを心の中から声にすることで、生徒の皆さんと先生方の信頼関係はより深まっていきます。

一方、例の1や3の考えを心の中になくても、声にしてしまうと、両者の信頼関係は崩れていきます。

 

世の中は「こそ」の二の字の置きところ、治まるも「こそ」、乱るるも「こそ」ですね。

 

本校では、クラスマッチや文化祭等の学教行事をはじめ、教え合い学び合いを取り入れた総合的な探究の時間や教科活動、放課後活動など学校教育活動全体の中で、互いの良さを認め合い、所属感や連帯感、自己有用感等を高める活動に積極的に取り組んでおります。

 

 

令和4年7月20日(水) 校長 堤祐二

 

 

本校のシンボル「けやきの木」を紹介している記念碑です。

創立80周年記念事業で建立されました。

令和4年10月26日(水)には創立125周年記念式典が挙行されます。

「地域の文化・産業等を取り入れた体験的な探究活動」

本校では、結城市の伝統的な文化・産業であります本場結城紬の織り方を体験し学ぶ学習活動を、年1回1年生のクラスごとに実施しております。

この活動は、本場結城紬織物協同組合の協力をいただき、伝統工芸士を招いての技術的な面を本格的に体験する取り組みです。

 

また、平成元年度から始まった「つむぎ教室」もあります。こちらも、同組合の協力をいただき、年間30回程度、伝統工芸士の先生方を招いて、放課後に部活動として取り組んでおります。

 

日本人の生徒であっても、外国人の生徒であっても、地場産業に慣れ親しむことは、結城の歴史や文化について、興味・関心が高まるほか学習意欲を喚起するなど、大変有意義な活動として捉えております。

 

令和4年度からは、探究活動の一層の充実を図るため、地域を探訪する講座を開設しました。

 

内容は、結城市の歴史・文化・産業等の事前学習を行い、その上で、結城紬の着物を着きるなどして市内の古い街並みを散策する活動です。

外国人観光客が訪れていた場合は、外国人生徒が英語や母国語で案内することも検討しております。

 

さらに、結城城址や市街地の地形・地層の研究を行うなどして、地域の防災に協力していくことも検討しております。

 

こうした活動を通じて、日本人の生徒と、外国人の生徒の教え合い、学び合いの取組を一層推進し、多様性を尊重し合う心を養うとともに、主体的な判断のもと行動する力を育成していまいります。

 

令和4年7月4日(月) 校長 堤祐二

 

伝統工芸士の先生の指導による本場結城紬折り方体験です。

母校訪問

令和3年度卒業生(真岡中学校出身)が、進学先での様子を伝えに来校しました。久しぶりに元気な顔を見られて、元担任をはじめとして職員一同、幸せな気持ちになりました。彼女からのメッセージです。

 

English

 

I studied in this school for three years,and I think it changed my life in a good way. I have to say that it was noteasy at the beginning, but the teachers and students are always kind witheveryone. Teachers encourages their students to try new things, and they arealways at the behind looking after you. They protect all the students to have amemorable school life, so I encourage you to take the opportunity to study hereand improve all the skills you already have.

 

Español

Estudie aqui por tres años y esto cambio mivida de una Buena manera. Debo admitir que no fue nada facil al inicio, perolos profesores y estudiantes son muy amables con todos.Los profesores alientana los alumnus a intentar nuevas cosas, y ellos siempre estan mirando nuestrocrecimiento desde cerca. Ellos cuidan a todos de manera de que los estudiantes tenganuna vida escolar memorable, asi que yo te aliento a darle una oportunidad deestudiar aqui, y mejorar las habilidades que ya tienes.

 

(日本語:柴山翻訳)

私はこの学校で3年間学びましたが、そのことが私の人生を良い方向に変えたと思っています。(入学した)初めのころ(学校生活)は簡単ではなかったと言わなければなりませんが、先生も生徒もいつも皆に親切です。先生方は生徒が新しいことに挑戦するよう励まし、いつもそばにいて世話をしてくれます。先生方は全生徒が思い出に残る学校生活を送れるように見守ってくれています。だから、私はあなた方にここで勉強する機会を得て、あなた方がすでに持っている技能を向上させることをお勧めします。

 

彼女は、現在進学先で英語上級クラスに所属し、TOICや英検を受験するなど毎日充実した日々を送っているとのことでした。今はイタリア語の習得に向けて努力しているそうです。

 

昨日は2年生の進路ガイダンス、本日はハローワーク筑西の就職支援ナビゲーター木村さまのご協力を得て、地元の企業さま全24社、自衛隊茨城協力本部、大学短大専門学校全20校を代表する方々にお越しいただき、3年生の進路ガイダンスを実施しています。

 

私たち職員は今後も一人ひとりの夢や思いを手助けできるよう力を尽くしてまいります。

 

令和4614日                              教頭 柴山 佳美

「部活動指導チャンネルを開設しました」

「部活動を頑張りたいけど、アルバイトをして家計を助けたい」

こうした声を聞くことがあります。

 

そこで、本校の特別活動部では、アルバイトなどで部活動を休み、その競技の技術的な面について、別日に学校や自宅等で取り組めるよう、動画や解説等を中心とした「部活動指導チャンネル」を本校のホームページ内に開設しました。

 

まずは、硬式野球部から掲載して参りますので、本校の生徒はもとより、地域の皆さまの中でも興味がある方はご覧ください。

 

また、各部活動や施設の紹介も行って参りますので、併せてご覧ください。

 

令和4年6月8日(水)校長 堤祐二

 

 

野球部の生徒が、

投球フォームを確認しながら

キャッチボールをしております

「教え合い、学び合い」

本校の特色ある教育活動の一つ「教え合い、学び合い」の活動を紹介します。

 

外国人生徒の中には、日本語がほとんど話せない生徒も入学しております。

このため、教員による放課後日本語指導のみでは、言葉の面で円滑な教育活動を進めることに課題がありました。

 

そこで、3年ほど前より英語科が中心となり、英検を柱にした学び合いの活動を導入しました。

この活動で、英語が得意な外国人生徒はみるみる英語力が身に付きました。

そして、英語が苦手な日本人の生徒に英語を教え、あるいは日本人の生徒が休み時間や放課後を活用し外国人の生徒に日本語を教えるなど、互いに不得意な点を克服するための「教え合い、学び合い」が始まりました。

 

こうしたことにより、就職活動では就職希望者3年連続100%の内定を頂きました。

また、令和4年3月に卒業した外国人生徒13人の状況は、数検準1級の1人をはじめ、英検準1級が1人、2級が4人、大学進学者は地元国立大学を含め3人、地元企業への就職者は3人でした。

 

日本人の生徒も外国人の生徒も、大変よい進路結果がでております。

詳しくは、結城一高のリーフレット「生徒の輝き(令和3年度実績)」をご覧ください。

 

令和4年6月3日(金) 校長 堤祐二

 

創立125周年記念事業の一つとして校旗を新調しました

県大会出場にかける思い

女子ソフトテニス部3年生 瀬端芽生さん(下館西中)・大橋美香さん(下館西中)が関東ソフトテニス大会県西地区予選会個人戦で見事第3位に入賞をはたし、県大会出場を決めました。
 
ソフトテニスの試合では、7ゲーム中4セット先取してトーナメント戦を勝ち上がっていくのですが、瀬端・大橋ペアは、対戦相手に0-2で劣勢だったところ「悔いのないように頑張りたい」「楽しくプレーしよう」と気持ちを切り替え、その後、一気に4セットをとるというゲーム展開をしたそうです。

 
去る54日(土)行われた関東ソフトテニス大会県大会では、1回戦はシード、2回戦で勝ち上がってきた強豪校相手に、引けをとらず熱戦を繰り広げました。

本日、そして明日、男女ソフトテニス部は総合体育大会ソフトテニス県西地区予選会に出場しています。

ここのところしばらくソフトテニス部は県大会から遠ざかっていましたが、瀬端さんをはじめとして「部員一丸となって『先輩方の偉業を引き継ぎ、うちらが新たに時代をつくる』気持ちで試合に臨んできます。」と会場に向かっていきました。

 
テニスは個人競技ですが、一緒に練習に励み、一緒に悩み、励まし合い、高め合う仲間がいてこそ生徒たちは成長していきます。
今後も生徒たちの頑張りを教職員一同見守って参ります。

テニス部3年生女子
左上から小貫さん、大島さん、梅山さん
左下から瀬端さん、大橋さん

生徒の輝き(令和3年度実績)

令和4年度の本校の情報発信リーフレット第1弾「元気・前向き・結城一!夢をつむぎ未来を織りなす結城一高 生徒の輝き(令和3年度実績)」が完成いたしました。

 

ぜひ、ご覧ください。

 

生徒の輝き(令和3年度実績).pdf

 

本校の保護者の皆さまと生徒の皆さんには、近日中にお配りいたします。

近隣の中学3年生の皆さんには、それぞれの中学校の先生方を介してお配りいたします。

 

令和4年5月13日(金) 教頭 柴山佳美

「最後のホームルーム」

 

「号泣してしまいました」

そう語ったのは、卒業生とともに3年間同じ学年を歩んだ教師でした。

 

その教師は、次のように話してくれました。

 

はじめての担任を任されたのは3年前の平成31年の4月でした。

その年の5月には年号が令和になり、また新型コロナウイルスの対応が見えにくいままのはじまりでした。

 

クラス経営や生活指導ができるかなど、不安ばかりが頭の中を駆けめぐっていました。

 

「生徒を第一に考え一所懸命に頑張っているのに、どうして、わかってくれないのだろうか」と、くじけそうな時もたくさんありました。

 

そうした中でも頑張り続けることができたのは、日々の生徒の笑顔があったから、同僚や先輩教員の助言があったからでした。

 

この繰り返しがずっと続きました。

 

そして、卒業式を迎えました。

そして、最後のホームルームを迎えました。

 

生徒たちの笑顔をみて、生徒たちからの感謝を心で感じました。

 

その瞬間、副担任の先生とともに号泣してしまいました。

 

 

この話しをうかがった時、私も涙腺がゆるみました。

教師のやりがいと魅力をあらためて感じました。

 

令和4年4月28日(木) 校長 堤祐二

 

真っ直ぐにのびる本校の廊下です。しっかりと清掃がされています。

 

今年も美しく咲きました。

新任のご挨拶

 令和4年度から結城第一高等学校の教頭になりました柴山佳美です。本校に赴任して4年目になります。

 さて、授業開始から、約2週間が経とうとしています。緊張の面持ちで入学式、対面式を迎えた新1年生も、次第に学校生活に慣れつつあり、笑顔が見られるようになってきました。2、3年生は、4月末の生徒総会・運動部壮行会、5月の中間考査、クラスマッチに向けて始動を開始しています。また、これからの時期は部活動の大会が目白押しです。部活動顧問を中心に全職員が一丸となり生徒たちの活動を見守り、応援していきます。

 保護者の皆様には、なにかとご協力を仰ぐこともあるかと思いますが、生徒たち一人ひとりが自分の思いを大切に日々邁進できるように、また、地域を支える人材に成長できるように、力を合わせていただければと考えております。

 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

                            令和4420

穀雨の恵みを受ける本校のシンボルツリー 欅

令和4年度に向けて

 

はじめに校長と教頭の異動についてです。

校長はかわりませんが、

教頭先生は、柴山佳美先生が本校から教頭に昇任されました。

引き続き、地域に根ざした学校づくりに取り組んで参りますので、

どうぞよろしくお願いいたします。

 

さて、令和3年度を振り返りますと、主なものとしましては、

・ICT教育では、同窓会等からの無償による1人1台タブレット端末等を活用した質の高い学びを実践

・検定試験では、英検や数検では3級から準1級まで、全商珠算実務検定では3級から1級までの合格者を輩出

・進路指導では、3年連続就職希望者100%内定に加え、茨城大、白鷗大、結城看護をはじめとした上級学校の合格者を輩出することができました。

 

こうしたことは、生徒の努力に加え、保護者の皆さま、地域の皆さまのご支援ご協力があったからこそと、私たち教職員は日々感じております。

その上で、先生方一人一人が生徒に寄り添いながら、生徒の学習進度に合わせ、日頃の学習活動を一番に考えた成果であると思っております。

 

本年度は、これまでの活動に加え、外国人の生徒と日本人の生徒がともに学びやすい環境を整えるため、主に1年生の授業の中で、国語や英語、地理歴史・公民などにおいて、ティーム・ティーチング等によるきめ細かな指導体制を導入して参ります。

 

あらためまして、今後とも、地域に根ざし、地域の皆さまの期待に応えられるよう魅力ある教育活動に取り組んで参ります。

 

令和4年4月8日(金)校長 堤祐二


令和4年4月5日(火)に撮影した本校の桜です。
新入生を迎える準備をしております。


見つめ直す時間

先生と生徒の間には、たくさんの約束ごとがあります。

 

例えば、「集会等での集合時間を守る」、「欠席や遅刻の際は、前もって学校に連絡をし、その理由をきちんと説明する」、「アクセサリーを身に付けたり、華美なジャンバーコートを着用したりして登校しない」等、本校生としての礼儀と品位等を損ねてしまう行動をしないなどです。

 

こうした約束ごとを、失念して守れなかったことは、誰にでもあると思います。

 

本校では、そうしたことを振り返るための時間を設けています。

 

それは、1枚の漢字プリントに取り組みながら自身の行動を考える時間です。

 

その際、先生方は生徒一人ひとりの様子を感じ取りながら、漢字プリントに工夫を凝らしております。

その工夫とは、守れなかった、その約束を踏まえて漢字プリントの課題を課しております。

例えば、集合時間を守れなかった場合は「時間厳守」を、アクセサリーを身に付けて登校してしまった場合は「規律遵守」を書くなどの工夫をし、漢字を書きながら、読みながら自分の行動を振り返ってもらうことです。

 

漢字プリントを取り組む中で、生徒一人ひとりの思いや考えは異なります。

・「なぜ、漢字プリントを書かされるのか」と最初は感じる生徒もいるでしょう。

・「漢字プリントを書かなければならない」と反省する生徒もいるでしょう。

・「漢字プリントに取り組みながら、どうして、先生との約束を守れなかったのだろうか」と考える生徒もいるでしょう。

 

本校では、このような漢字プリントによる教育活動を通して、約束ごとを守ることの大切さ、自分の行動を振り返るなど、豊かな心をもち、人間としての在り方生き方の自覚を促しています。

 

 

令和4年1月14日(金)校長 堤祐二

 

 

令和3年12月28日(火)に撮影しました。

本校のシンボル「けやき」です。

3月に卒業生を贈る準備をしています。

 

令和4年1月6日(木)の午後から降り始めた雪が、

次の日の朝には、校内を白く覆いました。

県大会入賞おめでとう 弁論部

12月5日(日)に行われた、第51回茨城県高等学校秋期弁論大会においてレティタム レオクさん(結城東)が優秀賞(第7位)、ドスサントス マユミさん(小山城南)が優良賞、穂積 月那さん(結城中)が奨励賞、臼井 彩月さん(大谷中)が特別賞に輝きました。おめでとうございました。4人に話を聞きました。

4人は、友人からの誘いや顧問の菊地先生のすすめを受けて入部しました。

臼井さんは「今回が最後になるので、練習で注意されたところを続けて間違えないように気をつけました。もっと直したいところはあるのですが、今までで一番よかったです。」

レティタムさんは「次の大会では、漢字のよみ、文章の流れ、間のとりかた、声の強弱に気をつけます。できるだけ伝わりやすいように、十分に時間をかけて練習をしていきたいです。」

ドスサントスさんは「原稿のなかで、大切なところや強調するとこを色分けして覚えました。練習と大会では雰囲気が違い、緊張してしまいました。次の大会に向けて練習を頑張りたいです。」

穂積さんは「大会本番では、緊張して実力を発揮するのが難しかったです。次の大会では、すらすらと言えるようになるまで何回も練習して、準備を万端にして臨みたいです。」

ということでした。今後のますますの活躍を期待しています。

12月22日(水) 教頭 上形 勤

▲左から穂積さん、ドスサントスさん、レティタムさん、臼井さん

栄光に近道なし(前編)

本校には多くの外国人の生徒が日本人の生徒とともに学んでいます。

今回は二人の外国人生徒の「夢に向かって進む努力」と、それを支えた先生方の「教師としての使命感」についてご紹介します。

 

二人の生徒が本校に入学したとき、日本語は、一人はほとんど話せず、もう一人も上手には話せなかったようです。

しかし、この生徒たちは、学ぶ意欲が高く、それぞれの夢を追い求めて、元気に、前向きに、先生方を信じ学び続けました。

 

その様子を見逃さなかった担任や学年、そして各教科の先生方は、力を合わせ、放課後に日本語の意味を分かりやすく説明したり、教材にルビを振ったりするなどして、基礎・基本の確実な定着に努めました。

 

二人の生徒たちは、先生方との信頼関係を深めながら、ぐんぐん学力を身に付け、豊かな人間性も培いました。

 

やや話は変わりますが、

本校の卒業生の進路は、日本人の生徒と外国人の生徒を合わせて、例年、就職者と進学者がそれぞれ半々です。

就職を目指す生徒も多く、また進学した生徒のその後の将来を見据え、本校では望ましい職業観や勤労観を育む教育活動を取り入れています。キャリア教育推進校です。

このため、国公立大学や看護専門学校などへの進学を目指す生徒には、放課後や長期休業中を利用し計画的な個別指導等で対応しております。

その一つに英検や数検、漢検の指導があります。

今年の実績は、12月10日現在で、

〔英検〕準1級1名、2級1名、3級5名

〔数検〕準1級1名、準2級1名、3級1名、3級1次合格1名

〔漢検〕準2級2名、3級4名                です。

 

話を戻します。

二人の生徒たちは、3年生になり、具体的な夢を描き始めました。

一人は数学者、もう一人は語学力を生かした小学校の先生です。

 

この続きは中編で紹介します。

 

令和3年12月17日(金) 校長 堤祐二 

栄光に近道なし(中編)

二人の生徒たちは、3年生になり、具体的な夢を描き始めました。

一人は数学者、もう一人は語学力を生かした小学校の先生です。

 

それぞれの夢を実現するために、学年、進路、各教科の先生方の受験指導が始まりました。

当たり前ですが、受験指導にあたって最も大切にしているのは日頃の学習活動です。

本校では、これに加え、英検や数検、漢検も受験指導に活用しています。

日頃の学習の成果を確認するうえで適切と判断し、また、合格を目指し取り組むことで生徒一人ひとりの学習意欲が一層高まるからです。

さらに、探究活動にも力を入れ、主体的・対話的な深い学びを実践しております。今年のテーマは「母国の紹介」です。産業や文化、観光などについて論理的にまとめあげ、英語による発表を行いました。

 

こうした中、二人の生徒たちは、とても高く大きな壁にぶつかりました。

そして、本人たちの努力と先生方の指導力によって、その壁を乗り越えました。

 

数学者を目指した生徒の一番の難関は「数学Ⅲ」です。

本校は先でも述べましたようにキャリア教育推進校です。このこともあり教育課程の中に数学Ⅲを開設しておりません。

この状況に柔軟に対応したのは、ベテランの数学の先生方です。

放課後を活用し課外を行い、また家庭学習の課題を課すなどして、数学Ⅲの学習内容を指導しました。

コロナ禍の中で学校に登校できないときは、ICTを活用し、労を惜しまず指導しました。

生徒はみるみる数学Ⅲの力が身に付き、今年の9月には数検準1級に合格しました。

また、英検の課外にも積極的に参加し、英検準1級には及びませんでしたが合格に近い高い点数を取得しました。

そして、大学受験を迎えました。

見事、地元国立大学に現役合格を果たしました。

数学者への道に向かう、大きな一歩を力強く踏み出しました。

 

語学力を生かした小学校の先生を目指す生徒の一番の難関は「高い英語力」です。

この高い英語力を身に付けさせるため、特に熱心に指導したのは、ベテランの英語の先生方です。

ベテランの数学の先生方と同様に、放課後課外や家庭学習の課題を課すなどして、高い英語の学習内容を指導しました。

この生徒もみるみる高い英語の力が身に付き、今年の11月には英検準1級に合格しました。

そして、大学受験を迎えました。

こちら生徒も、見事、地元私立大学に現役合格を果たしました。

小学校の先生になるためのスタートラインに立ちました。

 

令和3年12月17日(金) 校長 堤祐二 

栄光に近道なし(後編)

日本語が苦手だった二人の生徒は、結城一高の3年間で得たものは大きかったことでしょう。

先生の厳しさの中の優しさ、友人からの温かい言葉かけ、地域の方々の支えなど、数えきれないものがあったと思います。

 

今後は、それぞれ別の大学で、新たな友人や先輩、後輩たちと切磋琢磨しながら、自分の夢を実現させるため、より一層勉学に励むことになるでしょう。その過程で、くじけそうになることもあると思います。しかし、皆さんには、結城一高で培った学習方法が身に付いております。それは、基礎・基本の確実な定着を図り、そこから高い学力を身に付ける学習方法です。

大学の授業の内容は高いかもしれませんが、その内容も基礎的から発展的なものへと進んでいくことと思います。

結城一高で身に付けた学習方法が生かされると信じています。

 

それぞれの夢に近づけるよう、今後の活躍を私たちは祈っております。

 

令和3年12月17日(金) 校長 堤祐二 

結城一高 生徒の輝き

「元気・前向き・結城一! 夢をつむぎ未来を織りなす 結城一高  生徒の輝き」

 

本校の情報発信リーフレット第1弾「4つの魅力」、第2弾「3つのできる」、第3弾「タブレットを皆さんに」に引き続き、第4弾が完成しました。

 

ぜひ、ご覧ください。

 

生徒の輝き.pdf

 
近隣の中学3年生のみなさんには、それぞれの中学校の先生方を介してお配りいたします。

 

令和3年12月15日(水) 教頭 上形勤

私たちが感じている結城一高

本年4月、本校に2人の初任者の先生が着任されました。
その先生方の声を紹介します。
テーマは「私たちが感じている結城一高」です。

 

私たちが結城一高に着任してから、早いもので半年以上が過ぎました。
今、感じていることをお伝えします。

本校は、日本のほか様々な国などから来られた生徒が数多く在籍しております。
生徒たちは、お互いの文化や思いなどを尊重し合いながら、学校生活を有意義に過ごしております。

多感な時期の生徒たちが、言葉の壁などがあるにもかかわらず、多様な考え方を受け入れながら学校生活を送ることができるのは、保護者のみなさまや地域のみなさまの温かい見守りはもとより、これまで結城一高の職員間で受け継がれてきた「チーム力」があるからだと感じています。

私たちが感じるこのチーム力とは、クラスや学年の枠を超え、チームとして、学習指導、生活指導、進路指導などにあたっていることです。40人を超える先生方が、生徒一人ひとりの担任となって、熱心に指導されているということです。

私たちのような初任者は、学習指導や生活指導などにおいて困難な場面がたくさんあります。しかし、このチーム力があることで、生徒一人ひとりの学校生活を有意義なものにできているのではないかと感じています。

受け継がれてきたチーム力は結城一高の宝です。

今後は、私たちが、この宝を時代のニーズに合った考え、例えば、ICT教育機器を活用した質の高い学び、学習のつまずきや振り返りによって育む主体的・対話的な深い学び、学習評価の規準や方法を明確にした学びを取り入れるなどして、日々授業改善を意識しながら、しっかりと受け継いでまいります。

 

結城一高の輝き続く未来を感じました。

 

令和3年12月1日(水) 校長 堤祐二

県総文祭美術展覧会入選おめでとう

書道部の大塚涼平さん(小山三中)、穗積月那さん(結城中)、レティタム レオクさん(結城東中)が「令和3年度茨城県高等学校総合文化祭美術展覧会書道の部」に入選しました。おめでとうございます。そこで三人にインタビューをしました。
大塚さんは、「中学では違う部活に入っていましたが、字を書くことが楽しくて、高校で本格的に書道をはじめました。先生に指摘されたことに気をつけて、一字一字丁寧に書くことを心がけています。」
穗積さんは、「小学1年生の時に書道をはじめました。高校では、難しい書体などもあり、大人と同じレベルになるので、大変でした。これからも字のバランスに心がけ、先生のアドバイスをよく聞いて、普段から丁寧に字を書いていきたいです。」
レティタムさんは「小学校の途中までで、一時やめていましたが、高校に入って書道の授業を受け、その楽しさに改めて気づきました。書く前の基礎的な練習にも力を入れ、一画一画丁寧に書くように心がけています。今の書体を究めて、他の書体にも挑戦したいです。」

ということでした。今後のさらなる活躍を期待しています。

 

令和3年11月5日 教頭 上形 勤

 

▲左から大塚さん 穗積さん、レティタムさん

 

道徳的実践力

10月11日(月)、学校に外部の方から電話が入りました。

 

内容は、
この日の午後4時頃、学校から少々離れた場所での出来事です。
三輪自転車にお米を積んでいた女性が、バランスを崩し、歩道で倒れました。
その様子を、本校の二人の女子生徒たちが見て、速やかにその女性を介抱しました。
女性は、二人の女子生徒に「ありがとう」とお礼を言い、その場を後にしました。
外部の方は、生徒たちの素晴らしいその姿に心を打たれ、学校に連絡を入れたそうです。

本校では、「道徳」の授業を柱に学校教育活動全体を通じて道徳教育に取り組んでいます。
その中で、人間としての在り方や生き方をじっくりと考え、善悪の判断や社会のきまりを守るなどの規範意識や他者を思いやる心、主体的に判断し行動できる力などを身に付け、未来に向けての人生や社会を切り拓いていこうとする力、つまり道徳的実践力を高めています。

道徳的実践力は、学校教育活動のみで高められるものではありません。家庭教育や社会教育などと連携を図りながら高めていくものと思っております。

このことを伝えたく、二人の女子生徒を校長室に迎えました。

令和3年11月1日(月) 校長 堤祐二


素晴らしい行動をされた女子生徒たち

 

野球

野球を専門とする体育教師が、今年、初任者として本校に着任しました。

その教師が、野球について、次のように語ってくれました。

 

野球との出会い

 幼少期に兄と隣の家のお兄さんがキャッチボールをしているのを見て、私もやりたいと思うようになり、1人で壁に向かってボールを投げたのが始まりです。小学生になり、少年団の練習体験に行ったとき初めてバッティングをしたときの爽快感が忘れられず、「もっと遠くに飛ばしたい」という気持ちが芽生え、本格的に野球を始めました。

 

野球を通じて身に付けたこと、学んだこと

  小学2年生から大学4年生までの15年間野球を続けました。野球を通じて身に付けたこと、学んだことはたくさんありますが、今回はその中の3つを紹介していきます。

挨拶・礼儀・マナー
 挨拶は、生活の中で非常に大切なことです。部活動の中で教えられ、身に付けることができました。礼儀・マナーに関しても、先生方や先輩、後輩との関わりの中で身に付けることができました。

環境を整えること
 練習前にグラウンドを整備しておくことは、怪我の予防につながります。加えて、整った環境での練習は集中力が高まり、また効率的な練習もできます。環境を整えることは、合理的で効率的な練習につながると学びました。

チャレンジ精神
 野球は失敗するスポーツです。「3割打ったら良いバッター」とよく言われますが、これは言い換えると、良いバッターでも10回中7回は失敗していることになります。つまり、思い切ってチャレンジできるスポーツであるとも言えます。失敗してもチャレンジし続けることが、成功につながることを学びました。

 

指導者としての心構え

  技術・体力指導の面では、生徒自身の「なりたい選手像」を共有し、そこに向かって、しっかりと助言ができる指導者を目指しています。さらに「挨拶・礼儀・マナー」の面においても、人として大切なことを身に付けられるように支援していきます。

 

結城一高の野球部

  私は「成長・成功できる人になる」をモットーに、部活動に励んでほしいと思っています。
 その上で、チームとして一つの目標に向かい、それを達成するための計画力と実行力、結束力を身に付け、そして、生徒一人一人が部活動を行える環境に感謝し、野球だけではなく、学校生活・日常生活でも活躍してほしいと願っています。

 

中学生の皆さん、野球を専門にする教師は、私に加え先輩教師もいます。この二人で、しっかりと寄り添いながら指導をしてまいります。
私たちとともに心身を鍛えることができる野球をやりましょう。
今後も地域・保護者の方々から応援していただける野球部を目指して頑張ります。

 

野球というスポーツに魅力を感じました。 

 

令和3年1020日(水) 校長 堤祐二

 

生徒たちの思いを同窓会等のみなさまに(前編)

1012日(火)の午後2時20分から、
1学年の生徒たちと先生方とで企画・立案をし、実施した学校行事がありました。
それは、生徒による同窓会等のみなさまへの「お礼の会」です。

 

9月15日に掲載しました「同窓会長からのあたたかい言葉」でもご紹介しましたが、
本校の生徒一人1台学習用タブレット端末は、家庭での購入ではなく、創立125周年事業のひとつとして、同窓会やPTAにおきまして計画的に購入し、それを本校生へ無償で貸与します。

 

孝井恒一同窓会長は、人望の厚さ、幅広い人生経験など、トップリーダーとしての資質をお持ちの方です。
その孝井会長が、同窓会役員のみなさまに丁寧に説明をし、同窓会の総意として決まった心あたたかい事業です。

 

こうした背景に、1学年の生徒たちは、何かを感じ取ったのでしょう。

 

生徒たちから、「同窓会役員等のみなさまにお礼のことばを差し上げたい」と声が上がりました。
そして1学年の先生方は、その声に応えるため、生徒とともにお礼の会を企画・立案し、実施にいたりました。

 

とても素晴らしい「生徒代表お礼のことば」を、後編でご紹介します。

  

令和3年1014日(木) 校長 堤祐二

 

生徒たちの思いを同窓会等のみなさまに(後編)

とても素晴らしい「生徒代表お礼のことば」をご紹介します。

 

お礼の言葉 

 この度、私たち在校生のために、学習用タブレットをご準備くださいまして、ありがとうございました。同窓会の皆様方のご厚意に対して感謝しつつ、これからの学校生活の中で、大切に、そして存分に使わせていただきます。
 今後、私たちは、いろいろな授業やホームルーム活動の中で、タブレット端末の操作を覚えたり、アプリケーションソフトを活用した学習に取り組んだりすることになります。単に分からないことを調べるだけでなく、グループでの作品制作や資料作成、複数の意見や考えを議論し、整理したり共有したりするなど、幅広く活用しながら、将来、役立つ知識や情報活用力を身につけていきたいと考えています。
 令和4年に創立125周年を迎える歴史と伝統あるこの結城一高の生徒として、地域の皆様の期待に応えられるよう、これからも一所懸命、学業やクラブ活動に励んでまいります。結城一高のさらなる飛躍をお約束し、お礼の言葉とさせていただきます。
  

令和3年1012日 生徒代表 渡邉 加奈  
 

今後の生徒たちの成長が楽しみです。
今回の生徒主体の取り組みは、結城ケーブルテレビと茨城新聞が取り上げてくださいました。

 

令和3年1018日(月) 校長 堤祐二

 

同窓会長からタブレット端末の目録を頂きました。

 

結城一高  タブレットを皆さんに

「元気・前向き・結城一! 夢をつむぎ未来を織りなす 結城一高 タブレットを皆さんに」

 

本校の情報発信リーフレット第1弾「4つの魅力」、第2弾「3つのできる」に引き続き、第3弾が完成しました。

 

ぜひ、ご覧ください。

 

 タブレットを皆さんに(P1).pdf

 タブレットを皆さんに(P2).pdf

 

本校の保護者のみなさまと生徒のみなさんには、近日中にお配りいたします。
近隣の中学3年生のみなさんには、それぞれの中学校の先生方を介してお配りいたします。

 

※タブレット端末は無償で貸与しますが、家庭での通信料などは、各家庭での負担となります。

 

令和3年10月1日(金) 教頭 上形勤

 

同窓会長からのあたたかい言葉

茨城県では、令和3年度入学生から、個人所有の学習用タブレット端末を学校に持ち込み、探究的な学びや協働的な学びなど、授業等の様々な場面においてICTを活用した学習活動の充実を図っているところです。

 

そのような中、本校は、柔軟な学習支援で外国人生徒へのサポート強化を目指す県内初の学校に改編する令和4年度に、創立125周年を迎えます。(改革プランリンクへ

  

学校の改編では、これまでの地域の生徒たちに加え、外国人生徒へも、ICT教育環境機器を活用するなどして、きめ細かな学習支援体制を構築してまいります。

 

こうした学習支援体制構築のために、結城第一高等学校同窓会及びPTAにおきまして、創立125周年記念事業のひとつとして、令和3年から5年の3年間で学習用タブレット端末を計画的に購入し、本校生に無償で貸与することになりました。

 

孝井恒一同窓会長からは、「学習用タブレット端末購入に係る保護者の負担軽減を図ることはもとより、本校の長い歴史の中で受け継がれてきた「自彊不息(じきょうやまず)」の校訓のもと、本校生一人一人がこれからの激しい社会を生き抜く力を育むため、新しい教育環境の整備に、同窓会の費用を活用してほしい。」とあたたかいお言葉もいただきました。

 

120年を超える歴史と伝統は、本校の強みとも言えます。


令和3年9月15日(水) 校長 堤祐二

 

本校の国旗掲揚塔は第37回卒業生からの贈りものです。
昭和10(1935)3月のことです。
「一人も取り残さない教育」(後編)で紹介した石碑の約8ヶ月前に建立されました。





「一人も取り残さない教育」(前編)

確かな学力を身に付けるために、本校では、基礎・基本の確実な定着を図ることを目指しています。「定着を図る」ではなく「確実な定着を図る」です。

 

この「確実な」は、各教科・科目で大切にしている基礎的な内容を一つも取りこぼさず身に付けてもらうことです。こうして、先生方は分かる授業を作り出しています。

 

このことが、生徒のみなさんにとっては、楽しい授業となり、授業が分かるようになることで、学校生活に心のゆとりも持て、部活動やクラスマッチなどの特別活動が充実することはもちろん、じっくりと学ぶ習慣も身に付き、卒業後の進路をしっかりと考える気持ちも培われます。

 

楽しい授業が楽しい学校へと変わっていきます。

 

では、後編で、「確実な」を実現するための特色ある取組を紹介しましょう。

 

令和3年8月30日(月) 校長 堤祐二

「一人も取り残さない教育」(後編)

「確実な」を実現するための特色ある取組を紹介しましょう。

 

それは「特別補講」です。

 

日頃の授業で、つまずいた点、誤って理解してしまった点、聞き漏らしてしまった点など、生徒のみなさんにとって、確実な定着を図るための課題は様々です。

 

この課題を克服するため、1年から3年までの対象となった生徒に学期ごとに特別補講を3日間実施します。先生方全員で指導します。
期間を3日間としておりますが、学習内容が確実に身に付くまで、必要ならば4日間でも5日間でも、生徒一人一人に先生方は寄り添います。

 

これが、本校の「一人も取り残さない教育」です。

 

生徒一人一人の基礎・基本の確実な定着が図られ、確かな学力が身に付くことで、互いに学び合い、教え合い、競い合う教育活動が展開されます。
そのことにより、みなさんは発展的な知識や考え方などが体得されます。
そしてこのことが、就職活動にも大学進学等にもつながります。

 

先生方一人一人の指導力を高め、生徒一人一人の学習意欲を喚起させるなどして、魅力ある教育活動となるようにトータル・コーディネートするのが教務部であり、そのチーフが教務主任です。

 

生徒のみなさんにとって、進路指導部や生徒指導部、特別活動部のように、直接かかわることが多い部署ではありませんが、学習指導の要が教務部となるのです。

 

令和3年9月1日(水) 校長 堤祐二

 

歴史を感じる石碑をご紹介します。
本館前に庭園があります。
庭園は、現在の上皇殿下ご誕生を記念して造られたようです。
そして、庭園の中に石碑が建立されました。昭和101030日のことです。
文字をお書きになった方は、当時の渡邊錠太郎陸軍大将です。
年が明けて、昭和11年2月26日、二・二六事件がありました。






結城一高 3つのできる

「元気・前向き・結城一! 夢をつむぎ未来を織りなす 結城一高 3つのできる」

 

本校の情報発信リーフレット第1弾「4つの魅力」に引き続き、第2弾「3つのできる」が完成しました。

 

ぜひ、ご覧ください。

 

  3つのできる.pdf

 

本校の保護者のみなさまと生徒のみなさんには、2学期始業式の日を目途にお配りいたします。
近隣の中学3年生のみなさんには、それぞれの中学校の先生方を介してお配りいたします。

 

令和3年8月18日(水) 教頭 上形勤

3つの力をバランスよく育むこと

本校には、特色ある文化部のひとつに弁論部があります。
今回は、日々、弁論の技術を高め合っている3人の弁士にインタビューをしました。
テーマは「3つの力をバランスよく育むこと」です。

 

弁論を始めたきっかけは、「先生に誘われたから」、「友人が入部して、その様子が楽しそうだったから」と話していました。

 

そして、弁士たちは口をそろえて弁論の魅力と大変なところを次のように語ってくれました。
「魅力は、自分の意見をしっかりと主張できること、その際、自分の考えを感情に表し、表現できることです」
「大変なところは、テーマづくりと弁士としての表情づくりです」
「大変だけど楽しいことは、技術を磨くために、他校の生徒の秀でた技術を体得すること、そして、その技術と自分らしさを兼ね備えた表現する力を身に付けられることです」

 

最後に、弁論で培ったものをどのように生かしたいかを弁士たちに尋ねました。
「近い将来的にみれば、秋の県大会で最優秀を獲得したい」
「就職する際の、面接に生かしたい」
「リゾートホテルの接客の仕事に就きたいことから、その仕事に生かしたい」
と、滑舌のよい口調で語ってくれました。

 

弁士たちのそれぞれの考えが明らかなことに、弁士たち、そして結城一高の明るい未来を感じました。

 

みなさんにとって大切なことは、社会に出てからも学校で学んだことを生かせるよう、3つの力をバランスよく育むことです。
3つの力とは、
・学びに向かう力、人間性など…学んだことを人生や社会に生かそうとするための力
・知識及び技能…実際の社会や生活で生きて働くための力
・思考力、判断力、表現力など…未知の状況にも対応できるための力  です。

 

弁論は、テーマを決め、テーマについて調べ、テーマの内容を根拠に基づき深め、そのことを他者と議論し合い、そして、今後の展望にどう生かすのかなどを明確に話すことが求められます。
まさに3つの力の意味するところにあるのではないかと感じます。

 

このことを伝えたく、3人の弁士にインタビューをしました。
今後の弁士たちの成長を楽しみにしています。

 

令和3年8月3日(火) 校長 堤祐二

 

自分らしさを求めながら頑張っている弁士たち

 

とても優れている進路の手引き(前編)

 「進路指導」とは、就職であれば、履歴書の書き方や面接の仕方の練習、大学の推薦入学であれば、小論文の書き方や面接の仕方の練習などを、進路指導や3学年の先生方が生徒たちに指導することと感じる方は多いのではないでしょうか?

 

近くで見れば、本校の進路指導においても、もちろんこうした指導は行っております。

 

しかし、少し離れて見てみると、「色々なことをしてくれるんだ」と驚くことがたくさんあります。

  

その「色々なことをしてくれるんだ」を一つ紹介しましょう。

 

それは「進路の手引き」です。
一人一人の3年間の進路活動を計画的に進める上で、なくてはならない教材です。
この手引きは、毎年改訂され、毎年1年から3年の全生徒に配付しております。
主にホームルームや総合的な探究(学習)の時間で活用されます。
この手引きを読めば、就職や大学の受験までの道がわかる優れた教材です。

 

1年生では、「どのような仕事があるのか」、「自分にはどのような仕事があっているか」などを考えるために活用されています。また、この手引きを併用しながら、進路ガイダンスや進路講話を聞くことで、より職業がイメージしやすくなります。

 

1年生の活用の仕方を初級編とすれば、2年生は中級編になります。1年生で取り組んだ内容に、職業観や勤労観の醸成を一層図るため、2年生では全生徒がインターンシップに参加します。進学希望者であっても参加します。インターンシップは平成20年度から実施しており、10年以上続くこの取り組みとその熱意が、近隣の企業からも評価されています。
本校の学校推薦による就職内定率は100%です。また、大学等の進学であってもしっかりとした職業意識を高めていることから、こちらも学校推薦による進学決定率は100%です。(どちらも令和2年度卒業生)
※インターンシップについては、コロナ禍のため、昨年度は中止、本年度は希望者のみとなっております。

 

前編はここまでです。後編はいよいよ3年生です。

 

令和3年7月12日(月) 校長 堤祐二

 
進路の手引き(令和元年度から3年度)

 

とても優れている進路の手引き(後編)

いよいよ3年生です。上級編になります。
この手引きをフル活用し、1・2年生で培った職業意識などを糧に、自分が目指す進路に向け頑張ります。
では、どのような場面でフル活用するのか紹介しましょう。

 

前編でも述べましたが、ホームルームや総合的な探究(学習)の時間の中で、先生から教わることもあれば、友人たちとグループ学習で学び合うこともあります。もう一つ大切なことがあります。それは、先生から教わり、友人たちと学び合い、そしてそこで得た知識や技量を自宅学習などで、しっかりと身に付けることです。このことで、同時に進路に向かう実践力を養うこともできます。

 

この実践力などを確実に身に付けるため、
就職であれば、その本番を想定した実践練習として、模擬面接指導を6月、7月、9月にそれぞれ5日間実施しております。先生方は、生徒がくじけそうなときは励まし、よくできたときは褒めています。生徒からこの5日間以外でも模擬面接指導の依頼があれば、その気持ちに応えてもおります。
進学であれば、オーダーメイドによる模擬面接指導を何度も実施しております。
就職、進学、どちらの道を選んでも、生徒の意欲と先生方の熱意が高い進路決定率につながっていると感じます。

 

こうした中で、「進路の手引き」は活用されています。

 

参考までに、どのような内容なのか一部紹介しましょう。
まず、就職であれば、求人票の見方や履歴書の書き方、入社試験の心構え、面接マナー、礼状の書き方などが、驚くほど丁寧にわかりやすく書かれています。
次に、大学などの進学であれば、学費や小論文の書き方、面接試験の心構えなどが、就職と同様に詳しく書かれています。

 

結城一高駅からみなさんが乗車した列車は、終点の進路実現駅まで向かいます。
レールが進路の手引きで、終点に向かうまでの間の多くの駅での催しが進路ガイダンスやインターンシップなどの活動です。駅から駅の間の車内の友人たちとのおしゃべりが学び合いです。もちろん運転士は先生方です。

 

7月1日から、求人票の受理を進路指導部や3学年の先生方が中心となり行っております。企業との面会による受理もあれば、郵送による受理もあります。
求人票一つ一つにおいて職種や勤務予定地などを精査し、生徒の進路ニーズに合わせ分類しております。昨年度は600社以上の精査とデータ入力がありました。
本年度も昨年度以上の求人票受理となるように私たちは願っております。
先生方は、授業の合間や放課後を有効的に活用し、進路指導業務に携わっております。
きっとみなさんは、言葉に出さなくても心の中で、先生方に「ありがとうございます」の声をかけていることでしょう。

 

本校の進路指導は、一人一人が自らの意思と責任で、進路を主体的に選択する資質・能力を育むため、改善・充実を図りながら今後も計画的に取り組んでまいります。

 

令和3年7月15日(木) 校長 堤祐二

 

データ入力などの進路指導業務に携わっている先生方

水泳を通して得たこと

先日、水泳で関東大会出場を目指している生徒にインタビューをしました。
テーマは「水泳を通じて得たこと」です。

 

生徒が水泳を始めたきっかけは、「記憶にありません」と話していました。
それは当然のことです。生まれて間もない4ヶ月から始めたそうです。
保護者に、水泳を始めた理由を伺いました。
「両親で働いていることもあり、子供が感じる日々のストレスを、何らかのかたちで解消させてあげたいとの思いで、水泳を始めさせた」と話しておりました。

 

水泳の練習は、結城一高の近くのスイミングスクールで取り組んでいます。
そのほか特徴的な練習方法は、自転車による通学です。(帰りは帰宅時間が遅くなるので、朝のみと話していました)
この自転車通学に私は驚きました。
栃木市からの通学です。片道ではありますが、21kmもあります。
電車で通うこともできましたが、「体力面、精神面を鍛えるため、頑張れるところまで頑張ってみたら」との両親の一言から、生徒は、この通学方法を両親との約束と決め、頑張っています。両親と子供の絆を感じました。

 

次に、水泳で楽しかったこと、つらかったことは何かと尋ねたところ、
楽しかったことは、「タイムがあがったときはもとより、友人とともに水泳が続けられること」、つらかったことは、「特にありません」とのことでした。

 

続いて、目標としている大会と今後について尋ねました。
「目標としている大会は、200m400mの個人メドレーで関東大会に出場することです」、「今後については、水泳はやりきったので、第一線からは離れようと思っています」と答えていました。もったいないとも思いましたが、達成感を得た生徒の様子に、大きな成長を感じました。

  

最後に、水泳を通して得たことを次のように話してくれました。
「水泳を通して、家族を含め多くの方に支えられ私は成長してきました。それは、水泳の技術面はもちろんのこと、精神面や人間性など、社会人としての大切なものも含まれます。今後は、スポーツは自分が成長する上でとてもよいこととして、一人の社会人として地域に伝えていきたい」と話していました。

 

しっかりとした考えをもって、社会の大海原に向かっていくその様子に、感動しました。

 

令和3年6月21日(月)校長 堤祐二

 

 

本校のシンボル、けやきの木です。
明治31(1898)1220日、当時の文部大臣の手植えにより植樹されたようです。
まさに、120年を超える伝統校の証です。

 

抱負

先日、令和3年度入学生代表の生徒にインタビューをしました。

 テーマは「抱負」です。

 

生徒は、2つの抱負を語ってくれました。

 

はじめは部活動です。
中学生から続けている美術部に入部したそうです。入部のきっかけは絵を描くことがとても好きだからだそうです。今後は、中学生のとき、果たせなかった絵のコンテストで入賞することが夢のようです。

  

次に勉強です。
生徒は次のように語っていました。

「中学生のときは、数学が苦手でした。高校に入学して、数学がよくわかるようになりました。もしかして、やさしいのかなと思ってもいました。しかし、自分でも一生懸命に勉強をしていること、そして、難しい数学でも、先生の教え方がとても上手なことに気づきました。数学だけでなく、もっと勉強が難しくなったとき、つまずいているところを、先生にうまく聞けるかどうかが不安です。それは、自分の将来を描くために勉強が必要だからです。」

 

ひたむきに前向きに話をしていた表情の中に、自分の夢を描いていました。

 

令和3年6月7日(月)校長 堤祐二

 

不安を抱えながらも一歩一歩前に進んでいます。

県大会出場おめでとう その2

今回は 県大会出場のバドミントン部を紹介します。

 

 川村 彩人さん(八千代東)、野澤 晴稀さん(下館西)のインタビューです。

 

川村さんは、「中学時代のときも県大会に出場しましたが、最初、高校のレベルの高さに不安になったこともありました。練習では、いつも大会をイメージして練習しています。自分を信じて試合に臨んでいます。これからさらに上の大会を目指します。」

野澤さんは、「高校に入ってからバドミントンをはじめました。最初は難しいと感じたこともありましたが、技術を身につけていくのは、本当に楽しかったです。ダブルスでは、ペアを信頼していくことが大切だと思います。足りなかった部分を練習で補って、頑張ります。」

と話してくれました。ますますの活躍を祈っています。
 

令和3年5月27日(木) 教頭 上形勤

バドミントン部 野澤晴稀さん(左) 川村彩人さん(右)

先生の目が潤んだとき

校長室でA先生の目が潤みました。

 

生徒の学校生活を有意義なものにするため、悩み、考えた末の涙と感じました。

 

みなさんの中には、先生と意見が合わず、ぶつかった方もいたことでしょう。

そのことで、先生方は熱く指導することもあれば、寄り添いながら説明することもあります。

 

どちらにしても、先生方は、みなさんの将来のために日々考えてくれています。

教師としての使命感のあらわれです。

 

みなさんには、多感な時期を過ごす学校生活の中で、人の優しさに囲まれながら、じっくりと学び、適性を見極め、社会性を養うなどして、卒業式には「ありがとうございました」と言えるような大人になることを願っています。

  

令和3年5月24日(月)校長 堤祐二

  

校内の「さつき」の花が見事に咲いていました。

入学式や始業式を終え、学校生活に慣れはじめた生徒たちを、

正門近くで、あたたかく迎えていました。

 

中学校訪問にあたって(お礼)

近隣の中学校の先生方並びに教育委員会事務局のみなさま

 

本年4月2日(金)から5月21日(金)の間、

お時間を頂戴し誠にありがとうございました。

 

訪問の際にいただいた貴重なご意見を、
この後の教育活動に生かしてまいりますので、
今後とも、ご指導をお願いいたします。

 

令和3年5月24日(月)  校長 堤祐二  教頭 上形勤  教務主任 篠﨑東雄

 

結城一高 4つの魅力

「元気・前向き・結城一! 夢をつむぎ未来を織りなす 結城一高 4つの魅力」

 

本校のこれまでの取り組みや新しい取り組み、生徒たちの様子を1枚のリーフレットにまとめました。

 

生徒のみなさんや先生方の頑張っている様子がうかがえます。
ぜひ、ご覧ください。

 

 (リーフレットは下をクリックしてください)

         リーフレット.pdf

 

本校の保護者のみなさまと生徒のみなさんには、PTA総会資料とともにお配りいたします。
近隣の中学3年生のみなさんには、それぞれの中学校に訪問して先生方を介してお配りいたします。

  

令和3年5月11日(火) 教頭 上形勤

 

県大会出場おめでとう

「県大会出場おめでとう」

 

昨年の4月に本校に着任しました教頭の上形勤と申します。

  

校長とともに結城一高の魅力を地域のみなさんへ発信いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。

  

それでは、今回は県大会に出場した競技を紹介します。

 

まず、ソフトテニス部です。

 大島 颯弥華(下館西)さん、瀬畑 芽生(下館西)さんペアです。2人のコメントです。

「このペアで試合に出るのは初めてでしたが、お互いに「つなげること」を心がけて、試合に臨みました。そのことがよい結果につながったのだと思います。県大会では、動きのレベルが高く、とても参考になりました。今後、サーブの正確さや粘り強さを身につけて、さらに高いレベルを目指します。」

 

次に、陸上競技部です。

飯塚  拓海(下館南)さんです。800mと1500mで出場が決まりました。2種目出場します。

 「中学時代は短距離が専門でしたが、高校で中距離(800m、1500m)に変えました。
2年生の時に、けがをして半年以上全力で走れない時期がありました。その間は、ライバルや先生方に助けられて、乗り越えることができました。本当に感謝しています。常に本番をイメージして、練習に取り組んでいます。最後は悔いの残らないよう全力で大会に臨みます。」

 

 

日頃の努力が実りました。今後のさらなる活躍を期待します。

ソフトテニス部 大島さん(左) 瀬畑さん(右)

陸上競技部 飯塚さん

令和3年5月10日(月)

 

「自分の未来と結城一高」

先日、生徒会長にインタビューをしました。

テーマは「自分の未来と結城一高」です。

 

会長は、自分の未来像を明確に掲げ、それに向け、勉強や部活動にメリハリを付け、充実した学校生活を送っていました。そしてそのことが、楽しい学校生活につながるとも話していました。

 

会長自身がこのように話した背景は、先生方の優しさと愛情があったからだそうです。

 

そのことを次のように話してくれました。

 

「先生方がとてもよいです。具体的に話しますと、授業で分からないところがあると、休み時間でも放課後でもきちんと時間をとって教えてくれます。また、悩みごとを相談すると親身になって聞いてくれます。どちらも当たり前のことと話される方はいると思いますが、教えてくれたり聞いてくれたりする際、私たちへの優しさと愛情があります。もう一つあります。私たちが悩みごとを抱えているとき、その様子を察知して,こちらから相談する前に、声をかけてくれます。とても嬉しく思います。先生方は、しっかりと私たちを見てくれているのだと実感しました。」 

 

元気に、前向きに話していた姿に、輝かしい未来を感じました。

  

令和3年5月6日(木)校長 堤祐二

 

素敵な夢を叶えるために頑張っている生徒会長

生活指導がピカイチ

本校の生活指導はとても素晴らしいです。

 

入学式、始業式、対面式などで、整列はもちろん、私語などが全くなく、そして凛とした表情で先生方や生徒会長の話を、生徒たちは聞いておりました。

 

私は、とても感動しました。

 

その背景には、日頃の生徒指導部や学年の先生方による生活指導が熱心に行われてきたからだと感じております。
先生方のその姿勢に、生徒会のみなさんも何かを感じるところがあったのでしょう。
今では、生徒会のみなさんが主体的に、先生方と毎朝昇降口であいさつ運動を行っています。

 

「校則や生徒指導などが厳しい」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
「厳しく」といった視点で、先生方は指導されているわけではありません。
「社会のルール」といった視点で、先生方は生徒たちと接しております。

 

ですから、
生徒会のみなさんも何かを感じるところがあったのでしょう。

そして、
生徒のみなさんも儀式や集会の大切さを感じとっているのでしょう。

 

令和3年4月28日(水)校長 堤 祐二

 

〈朝のあいさつ運動の様子〉

ご挨拶


ようこそ、結城一高のホームページへ。

 

私は、令和3年4月に本校に着任しました校長の堤祐二と申します。

 

結城一高の魅力を地域のみなさまへ発信したいと思い、新たに「校長室から地域のみなさまへ」を開設しました。

  

今後、生徒たちの素晴らしい活動や先生方の熱心な指導の様子などを、地域のみなさまにご紹介してまいります。

  

どうぞ、よろしくお願いいたします。

  

令和3年4月26日(月)